ノンフィクションライター志願の私は、一休さんの足跡を追って琵琶湖周辺を何度も旅しています。
今回の旅の目的は堅田にある祥瑞寺を尋ねることでした。
ここは一休さん(宗純)が華叟宗曇を慕って修行をしたお寺です。
一休さんという名前ばかりが轟いて、いまは別に「一休寺」と呼ばれる場所もありますが、
修行時代のことを知るなら堅田を訪れる必要がありました。
なにしろ取材費は自腹ですから安いに越したことはない。
かといってビジネスホテルは味気ないし、
近くに雄琴という名所はあるがそういう趣味もない…
結局琵琶湖をグルリと半周した対岸の彦根でかんぽの宿をとりました。
彦根千乃松原温泉という温泉につかり、対岸の堅田のあたりを眺めて修行時代の一休宗純を思う…。質素だけれど精神的にはとても豪華な旅として印象に残っています。